交通事故の死亡事故・後遺障害被害者の質問に回答
交通事故弁護士相談Q&A|みらい総合法律事務所

交通事故で母親が中心性脊髄損傷に

2014年06月07日

母親が交通事故に遭い、中心性脊髄損傷と診断されました。
事故から2ヵ月たった現在も、入院中です。

右腕全体に麻痺が残っており、動かすことができないため、長期の治療が必要になる可能性があるとのことです。

現在の治療費は保険会社から支払ってもらっていますが、今後、後遺障害の認定や、示談の話など、まったくの知識不足のため、どのように対応していっていいのかわかりません。

現時点で、弁護士などの専門家に相談や依頼をすることはできるのでしょうか?
また、今後気を付けなければいけない点などありましたら教えていただきたいです。

弁護士からの回答

多くの方は交通事故に何度も遭うわけではありませんので、その後どのようにして手続が流れていくのか詳しく知っている方は多くありません。

また、後遺症が残ることが予想される傷害を負われた場合には、等級の認定のための資料収集に注意が必要な場合もありますので、交通事故に遭われたら、お早めに弁護士などの専門家にご相談されることをお勧めします。

なお、その時点で弁護士に依頼できるかどうかは、事案や相談の段階、また弁護士の考え方にもよりますので、必ず依頼できるとは限りませんが、それでも今後の保険会社との交渉などで有利にすすめるためには、今後の流れ、注意事項について早めの段階で理解しておく必要があります。

今回は中心性脊髄損傷と診断されたとのことですが、中心性脊髄損傷とは背骨の中を通っている脊髄(神経)の外側よりも、中心部が損傷する傷害で、背骨の骨折などが伴わないことが多くあります。

今後の等級認定では、脊髄が損傷を受けていることが、MRIなどの画像資料を中心に分かることが重要となってくるため、受傷直後から治療終了(症状固定)までに、定期的にMRIなどの画像をとっておくことが必要です。

また実際の診断などで、なぜ脊髄が損傷を受けているといえるのか、主治医の先生に聞いて説明を受けておくこともよいでしょう。

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