交通事故の死亡事故・後遺障害被害者の質問に回答
交通事故弁護士相談Q&A|みらい総合法律事務所

交通事故でまず被害者がすべきこと

2013年11月24日

先日、交通事故に遭ってしまったのですが、被害者として、まず何をすればいいですか?

弁護士からの回答

交通事故の被害者となってしまうことは、そうあることではありませんので、どのように対応すればよいのか不安に思うところも多いかと思いますが、あせる必要はありませんので、落ち着いて対応して下さい。

被害者としては、加害者に対してしっかりとした刑事処罰を科して欲しいと望む気持ちもあるでしょうし、治療費や慰謝料などの金銭賠償の支払いをしっかり受けたいという要望もあると思います。

刑事処罰については、警察が事故現場の実況見分、加害者や被害者、目撃者などの供述調書の作成等を行った結果が検察庁に送致され、再度検察庁で取り調べ等が行われた後、検察庁において、罰金だけ科すのか、裁判所での正式裁判を行うのかなどが決定されます。

そのため、警察から、診断書の提出や実況見分への立会い、事故状況の説明などを求められますので、進んで協力し、質問者様の言い分をしっかり伝えるようにして下さい。

そうしないと、加害者側の一方的な言い分に従って刑事処罰が決まってしまったり、損害賠償の金額を決める際に不利益に考慮されてしまうおそれがあります。

また、加害者への刑事処分に関して質問者様の意見も聞かれます。

しっかりとした刑事処罰を望むのでしたら、厳罰を望む旨伝えて下さい。

寛大な処分で構わないといったことを述べた場合には、驚くほど軽い処分で終わってしまう場合がありますので、気を付けて下さい。

また、損害賠償の金額についての示談は、治療が終わってから行います。

何日も経ってから首や腰が痛くなることは良くあることですので、あせって治療が終わる前に示談をすることのないように気を付けて下さい。

そのため、まずは治療に専念して下さい。

治療費については、加害者が任意保険に加入している場合には、保険会社に直接支払ってもらうことができますので、保険会社に連絡してみて下さい。

また、入院中や通院のために仕事を休まなくてはいけない場合など休業補償がでる場合がありますので、保険会社に話をしてみて下さい。

更に、質問者様が加入されている自動車保険の内容によっては、別途保険金を受け取ることができる場合があります。

そのため、ご自身の保険会社にも連絡をすることを忘れないようにして下さい。

この相談を見た人はこちらも見ています

交通事故の弁護士無料相談

交通事故の後遺障害1級~14級・死亡事故のご相談は無料です

交通事故の慰謝料自動計算機