専業主婦の妻(45歳)が交通事故で死亡しました。
損害賠償額はいくらになりますか?
死亡慰謝料の額は、公益財団法人日弁連交通事故相談センター東京支部編の「民事交通事故訴訟損害賠償額算定基準」(いわゆる「赤い本」)に記載された基準に準拠して定められます。
赤い本によれば、
一家の支柱 2800万円
母親、配偶者 2400万円
その他 2000万円~2200万円
とされていますので、ご相談のケースでの基準額は2400万円ということになります。
もっとも、①加害者の過失が重大であったり事故態様が悪質であったりする場合(ひき逃げ、飲酒運転、無免許運転)や、②加害者の事故後の態度が著しく不誠実である場合(証拠隠滅等)には、上記基準額が増額されることがあります。