交通事故の損害賠償請求権の時効
交通事故による損害賠償請求権にも、時効はありますが、損害賠償の内容によって異なります。 ①自賠責保険に対する被害者請求の時効 平成22年4月1日以降に発生した交通事故については、傷害・死亡...続きを読む交通事故の賠償金から差し引かれる金銭は?
損益相殺とは、被害者が事故に起因して何らかの金銭を得た場合に、その部分を損害賠償額から控除することです。 たとえば、被害者が交通事故により自賠責保険金を受領した場合は、加害者の損害賠償額は、全額から...続きを読む14歳の子供が無免許でバイクを運転中に交通事故を起こした場合の損害賠償責任
民法第712条は、自己の行為の責任を弁識する能力を備えていなかった場合は、未成年者は責任を負わない、と規定されています。この自己の行為の責任を弁識する能力を、責任能力といいます。 未成年者に責任能力...続きを読む道路交通法で違反となる行為(抜粋)
道路で行うと法律違反となる行為で、あまり知られていないことをピックアップしました。 憶えておきましょう。 道路交通法76条4項によると、次の行為は禁止です。(抜粋) 違反した場合は、5万円以下の...続きを読む交通事故における運行供用者とは?
運行供用者とは、自動車損害賠償保障法第3条に規定されている「自己のために自動車を運行の用に供する者」のことで、自動車の使用についての支配権を有し、かつ、その使用により享受する利益が自己に帰属する者を意...続きを読む運転者の過失により交通事故が起きた場合に、助手席に同乗していた人が責任を負うことがあるか?
自動車損害賠償保障法2条4項では、「運転者」とは、「他人のために自動車の運転又は運転の補助に従事する者」とされています。 助手席に同乗している人は、左方の安全確認や後方の安確認などを行う運転助手であ...続きを読む会社の従業員が交通事故を起こした場合の会社の損害賠償責任
従業員が会社の自動車で、業務中に交通事故を起こした場合、雇い主である会社には、使用者責任(民法715条)が発生すると考えられます。 民法715条1項には、「ある事業のために他人を使用する者は、被用者...続きを読む63歳の自転車事故についての慰謝料の質問
叔母(63歳)が、中学3年生の男の子が乗った自転車と衝突し、腰の骨を折る怪我をしてしまいました。腰椎圧迫骨折、ということです。 相手は子供で自転車なので、治療費や慰謝料なども支払いがどうなるのか心配...続きを読むレンタカーやリースで交通事故を起こした場合の損害賠償責任
ア レンタカー業者 レンタカー業者に自動車損害賠償保障法第3条の運行供用者責任が発生するかが問題となります。運行供用者とは、「自己のために自動車を運行の用に供する者」のことで、自動車の使用についての...続きを読む工事車両が交通事故を起こした場合、元請け業者や下請業者の損害賠償責任は?
この場合、注文者と元請業者との契約は、元請業者が工事の完成を約束し、仕事が完成したら注文者が元請業者に料金を払うという内容の請負契約となります。そして、元請業者が、さらに下請業者に工事を依頼した場合、...続きを読む